証券会社をやめようか悩んでる・・・
証券会社を辞めたら後悔するかな?
今回は、こんな悩みを解決する記事を書きます。
記事の概要
- 証券会社の辛い理由
- 証券会社を辞めて良かったこと
- 証券会社を辞めて後悔したこと
- 証券会社で働きながら転職を成功させた方法
私自身、新卒で大手の証券会社へ入社し、2年ちょっとITベンチャーへ転職をしました。
今ではフルリモートでIT営業職として働いています。
自分の経験も踏まえながら書いていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
筆者の概略
- 新卒で大手金融機関に就職後、新卒2年ちょっとで転職
- 新卒1年目で転職を決意するも勇気が出ず先延ばしに
- ITベンチャー企業へ転職し、フルリモートのホワイト転職成功
また、証券会社から転職するにあたっておすすめの業界や成功のコツについては「【第二新卒】証券会社から転職するには?おすすめの業界や成功させる方法」という記事で詳細を書いています。
証券会社を辞めたい!と考えている人はぜひ参考にしてください。
証券会社を辞めたくなる理由3選
証券会社は一般的にも激務や厳しい労働環境と言われることが多いです。
実際に私が証券会社を辞めたいと感じた理由は下記の3つです。
- 飛び込み営業や厳しいノルマが辛い
- 汎用性の低いスキルが蓄積される
- ミスが絶対に許されない環境が心苦しい
飛び込み営業や厳しいノルマ
証券会社の基本的な営業スタイルは「電話、飛び込み、手紙」など従来型のものが多いです。
基本的に個人宅から企業まで、とにかくいきなり飛び込んで営業をします。
冷たい態度や先方に怒鳴られたりしてしまうこともしばしば。その上ノルマが達成できなければ上からの厳しい叱責や目線を浴びることにも。
この苦しいザ・営業スタイルが苦手な人には苦しい職場であることに違いありません。
飛び込み営業に関しては『【体験談】飛び込み営業が辛い?辞めたい?そう感じる理由と対処法』という記事もぜひ参考にしてみてください。
汎用性の低いスキルが蓄積される
一般的に証券会社で使っているシステムなどは、社内限定のものも多く存在します。
- 株式などの金融商品の細かい注文書の作成
- その他書類関係のオペレーション
- 細かい税金の計算など
などなど、証券会社で勤務していなければ使うことのないスキルもたくさんあります。
税金関係などに関してもわざわざ手作業で計算してお客様に伝えたりする作業が発生していました。
お金のことなので、当たり前ですが、ミスは許されません。
これを継続したところで、市場価値の高い人間になれるのか?という不安が付き纏っていました。
ミスが絶対に許されない環境が心苦しい
お金のことなので細かいミスであっても許されません。
もちろん、最善の注意を払っていたとしても、人間なのでミスは必ず起こります。
今日はミスをしていないだろうか?という漠然とした不安を常に感じながら生活をしていました。
また、株式の注文は何十万~何百万というお金が動くのに、注文先は1分1秒で動く株式市場です。
慣れないうちは、一つの注文を出すときも手が震えるほど緊張していたのを思い出します。
証券会社を辞めて良かったと感じたポイント
私は実際に第二新卒という比較的はやめの段階で証券会社を辞めました。
そんな立場から、証券会社を辞めて良かったと感じたポイントについて解説します。
- 飛び込みなどの非効率な営業をしなくて良くなった
- ミスに対するストレスがなくなった
- 堅苦しい上下関係がなくなった
- 売りたくない商品を売る必要がなくなった
飛び込みなどの非効率な営業をしなくて良くなった
暑い日も寒い日も毎日のように行っていた飛び込み営業を行わなくて済んだこと。
これが一番の転職して良かった理由と言っても過言ではありません。
私は今でも営業として働いてはいますが、いわゆる時代錯誤的な営業スタイルは皆無に。
本質的な営業のスキルは、今の会社に転職してから徐々に身についてきたなと実感することが多いです。
「気合いだ根性だ」みたいな高ストレスからはかなり解放されました。
ミスに対するストレスがなくなった
いわゆるベンチャー企業に転職をしましたが、ミスよりもまずは挑戦スタイルが歓迎されています。
自分が良いと思ったことにはどんどん挑戦ができており、結果としてどんどん成長につながることができている実感もあります。
やっぱりミスを恐れて何も行動しないよりも、どんどん行動しまくる人の方が成長速度は早いですよね。
堅苦しい上下関係がなくなった
証券会社時代では、毎日出社時と退社時にオフィスにいる全員に対して、1人1人の席まで行って「お先に失礼します」と挨拶をしていました。
扉を開けるときも、出るときも大きな声で全員に聞こえるように挨拶を行っていました。
良くも悪くも、完全に体育会系な業界だと思います。
飲み会の際にも常に気を張る必要がありましたし、上座やら下座やらも失敗できないので本当に気疲れがすごかったことを覚えています。
売りたくない商品を売る必要がなくなった
当たり前ですが、株式は変動します。
しかし、どんな相場であっても、達成すべき数字は存在します。
お客様に損をさせてしまって怒られた経験は一度や二度ではないです。
こういった自信を持って提案できない商品を売るのはやはり大変でした。
自分がその商品に対してどんな見通しを持っていたとしても、時には売る必要があります。
もちろん、自分の目論見から外れて予想以上に上がることもありますが、やっぱり先が読めないものを売るのは精神的なストレスもあります。
証券会社を辞めて後悔したこと
ここからは、実際に証券会社を辞めて後悔したことについて書いていきます。
実際、私は転職して本当に良かったと思っています。
なので、あくまでも絞り出したような後悔ですが、下記の通りです。
- 証券マンという肩書きを失った
- 経済動向に敏感ではなくなった
- 福利厚生の充実具合が下がった
- 仕事終わりの時間がなくなった
1.証券マンという肩書きを失った
私は就活時から、証券マンという存在に強く憧れを持っていました。
スーツをビシッと着て朝から経済紙を読み漁り、株価を日々チェックして営業活動を行う存在に。
辛いことはたくさんあったものの、この気持ちは今でもあるので、その肩書きがなくなってしまったことが一つ懸念点です。
2.経済動向に敏感ではなくなった
実際に現役時代は常に日中も株価をチェックしていましたが、今はそんなことはできません。
元々株などの動きを見るのが好きだったので、リアルタイムで情報を追いかけることができなくなってしまったのは残念です。
3.福利厚生の充実具合が下がった
やはり金融機関ということもあって、福利厚生は抜群。
ベースの給与やボーナスが高いことはもちろん、さまざまな施設が割引で利用できたり、土日以外の休みもたくさんありました。
しかし、現職はベンチャー企業ということもあり、もちろん証券時代ほど福利厚生は充実していません。
ただ、それ以上に得るものやストレスからの解放がデカすぎるので、正直後悔はしていないです。
4.仕事終わりの時間がなくなった
日本の株式市場は9:00~15:00のため、
勤務時間はこれよりも長いですが、比較的早い時間に仕事を終わらせることができました。
今は仕事が遅く始まることもあり、仕事が終わるのは20時過ぎ。
前職と比べると夜の時間の余裕はかなり減ったなと感じています。
証券会社から働きながらの転職活動を成功させた方法
私は前述の通り、働きながら、なおかつ第二新卒での転職活動を成功させました。
実際に成功させるために行った3つのポイントを書きます。
- 自己分析・転職理由を明確にする
- 転職活動の時間を捻出する
- 転職エージェントを活用する
一つずつ解説していきます。
1.自己分析・転職理由を明確にする
とにかくすべきことは、「なぜ転職したいのか」を言語化することです。
自己分析や転職理由を明確にしてから退職をしないと、結局理想の職場に巡り会えることはありません。
ちなみに私の転職で実現したかったのはこの2点です。
- 在宅勤務可能
- 副業可能
とにかく自己分析を行い、転職エージェントに上記の条件を相談しました。
結果としてかなり条件の良い求人を紹介していただき、今では完全フルリモートで仕事ができています。
転職活動の時間を捻出する
続いて必須なのは、しっかりと転職活動の時間を捻出すること。
転職活動はダラダラしていると、どうしても長期戦になってしまいます。
1ヶ月~2ヶ月程度死ぬ気でやって、終わらせる気持ちで取り組みましょう。
- 無駄な飲み会には行かない
- 仕事終わりは自己分析や企業分析を行う
- 転職に必要な資格があればそういった勉強をする
などを前もって私は行っていました。
転職エージェントを活用する
働きながら転職活動をするのであれば、転職エージェントを使わない理由がありません。
転職活動には本当にやるべきことがたくさんあります。
それを働きながら自分の力だけで行うのは容易ではありません。それが初めての転職であれば尚更です。
私が転職をしたときも、もちろん初めてのことでわからないことだらけだったので、書類の添削から面接対策、おすすめの求人紹介まで全てお願いしました。
エージェントを利用するメリット
- 完全無料で利用できる
- キャリアのプロに相談ができる
- 日程調整や内定交渉など全て行ってくれる
- 書類対策や面接対策ももちろんしてくれる
- 非公開求人などにも応募できる
- 転職について0から知ることができる
などなど。
簡単に1分程度で登録ができます。その後はキャリアのプロに自分の迷いや気持ちなどを相談してみましょう。
担当者も合う合わないがあります。そのため2~3社登録しておくと安心です。
第二新卒におすすめ
第二新卒転職エージェントneo
公式HP https://www.daini-agent.jp/
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リクルートエージェント
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doda
公式HP https://doda.jp/
業界最大数の求人数かつ、20代の転職に強い。
その他おすすめのエージェントについては『第二新卒の転職におすすめの転職エージェントや転職サイト』を参考にしてみてください。
まとめ:証券会社からの転職は有利なポイントも多い
まとめになります。
証券会社出身の第二新卒を欲しがっている企業は本当にたくさんあります。
- 最低限のビジネスマナー
- 行動量
- ノルマや数字に対する責任感
などなど。
実際に転職活動をしていても思いますし、現職でも証券会社を3年未満で辞めて活躍している同期がたくさんいるからです。
証券会社からの転職については「【第二新卒】証券会社から転職するには?おすすめの業界や成功させる方法」という記事でかなり詳しく解説しています。