今の会社に居続けて良いのかな?
と、1秒でも思ったら絶対に読むべき伝説の名著『転職の思考法』について徹底的にまとめつつ、記事を書きます。
この記事でわかること
- 転職が成功する人、しない人の違いは?
- 会社が潰れても食べていける人とは?
- 伸びるマーケットや業界を見つけるには?
- 転職先を効率よくみつけるためには?
当サイトでは、20代の方に向けた「自己研鑽」に関する記事を多く投稿しています。
他の記事も合わせて読んでいただけると幸いです。
今すぐ転職をしようと考えている人も、いつかは転職をしたいと思ってる人、どちらにも一度読んでおいて絶対に損はない名著なので、ぜひ参考にしてみてください。
というわけでさっそく、特に印象に残った部分を中心にまとめていきます。
『転職の思考法』を読むべき人はどんな人か?
まさしくこの本のキャッチコピーでもある「このまま今の会社にいていいのか?」と思った人・転職を考えている人は必読でしょう。
この本を読むと、いかに今の転職市場で何も考えずに転職先を決めてしまうことの危険性や
1社に依存し続けて、自分の本当の市場価値を知ることのないまま過ごしてしまう危険性がわかります。
なので、実際には就職活動を控えた大学生や、新卒1年目として働いている人にとっても必読の1冊と言えます。
『転職の思考法』のあらすじと簡単な要約
本書は、よくある転職のノウハウ本とは違い、ストーリー形式で物語が進んでいきます。
ポイント
主人公は30歳になったばかりの青野という男性。
勤めている会社は業績も落ち込み、経営も傾きつつある状況。そしてそんな中、優秀な人ほど転職活動に勤しみ、居なくなっていく始末。
そこでたまたま本屋で手に取った雑誌に「昇進ポテンシャルがなくなった40代サラリーマンの悲惨な実情」や「30歳前後がキャリアの分かれ道」などという文言を目にし、背筋がぞくっと凍ります。
青野もかつて転職を1度は考えたことがあり、その際に一悶着あった転職エージェントの女性とたまたま再会。
その女性が紹介する敏腕経営コンサルタントの"黒岩"に出会い、受講料50万円と引き換えに転職について色々と学んでゆく。
と言うストーリーになっています。
一般的な主人公である青野に共感できる部分が多く、非常に読みやすい物語です。
『転職の思考法』で印象に残った部分まとめ
ここからは実際に『転職の思考法』の中で、参考になる部分や学びについてまとめます。
会社が潰れても食べていける人とそうでない人との違いは?
上司を見て働くか、マーケットを見て働くかの違いだ
転職の思考法
「上司に怒られるのが嫌だから働く」
「同期にできない奴と思われたくないから働く」
こんな働き方では一生たっても、その会社でしか通用しない世渡り術ばかり長けていくことに。
こんな働き方ではその会社以外の場所ではマーケットバリューは下がる一方に。
そのためには
ポイント
- 自分は市場でいくらの値段がつけられるのか?
- どんな人材なら高く買ってもらえるのか?
と、常にマーケットを意識した働き方が必要になります。
逆に、常にマーケットを意識して働いていれば、何か理不尽なことがあったり、違法な労働環境に晒された場合でも堂々を辞表を投げつけられるわけです。
20代は「専門性」30代は「経験」を取るべし
マーケットバリューを測るためには下記の3つの掛け算で決まると書かれています。
参考
- 技術資産
- 人的資産
- 業界の生産性
この中の技術資産はさらに「専門性」と「経験」に二分化することができると書いてあります。
専門性のないやつに打席は回ってこない。
だから、20代は専門性を身につけて、それを生かして30代は経験を取りに行くのがベストだ
これを読む前までは、私は真逆のことを考えていました。
専門性を高めるのはもっと年次が高くなってからで、とにかく若いうちは色々な経験をしておいたほうが汎用性の高い人間になれる。
そう思ってました。
でも本書によると違います。
確かに年齢を重ねていった時に、専門性がなければ重要なミッションは回ってこないですし、そうなると必然的に良質な経験を重ねることができないですよね。
20代であれば、自分の今の会社で磨ける「専門性」は何か?を強く意識しながら働いていくことが重要ですね。
伸びるマーケットを見つける2つの方法
先ほど、自分のマーケットバリューは3つの指標で決まるといいましたが、その内の1つに「業界の生産性」というものがありました。
じゃあその業界の生産性、すなわち「伸びるマーケット」はいかにして見つけるのか?に関しても本書で解説されています。
方法①:複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する
方法②:既存業界の非効率を突くロジックに着目する
①に関して
『XX業界 ベンチャー』で検索して調べる方法。
転職サイトで検索をかけるのもありだ。
そしてでてきた企業をかたっぱしから調べていく。設立年度が若い会社がたくさんあり、投資も集まっていれば、それは『伸びているマーケットに人と金が群がっている証拠』であることが多い
②に関しては、本書では教育の現場をあげています。
これだけテクノロジーが発達している中で、先生が同じ授業を1日に何度もするのは非効率ですよね。
現場職員からはそんなに甘くない!と批判がきそうですが、理屈的には正しいですよね。
このように、理論的に非効率な現場を変えようとする会社やマーケットは今後伸びていくんだそう。
いずれにせよ、伸びてるマーケットで働いているだけで自分の価値は上がっていくわけですから、よっぽどな理由がない限り
衰退産業に身を置く理由はなさそうです。
転職先・就職先の業界を決める際には絶対に参考にしたい1つの指標ですね。
転職先を探す方法は大きく分けて5つある
1)ヘッドハンティングを受ける
2)転職エージェントに登録し紹介を受ける
3)ダイレクトリクルーティング型のサービスを使う
4)SNSなどのマッチングサービスを使う
5)直接応募、または友人から紹介してもらう
本書では上記の5つが紹介されています。
これだけ見ると、「ほう、なるほど…確かにな」で終わってしまいそうですが
実はこの表、上に行けば上に行くほど、採用側からするとコストがかかるようになっています。
どういうことかというと、ほっといても人が集まるようなポジションや職種に関しては、1番や2番の方法はあまり使わないということです。
ということは、本当に働きたい会社や業界が明確なのであれば、4番や5番の方法を使うのが理想的。
ちなみに私は、第二新卒の転職の際には転職エージェントを活用しました。
好きなことがないからといって悲観的になる必要はない
最後に、僕が一番印象的に残った部分をご紹介して終わろうと思います。
本書では人間には2パターンいると書かれています。
todo(コト)に重きをおく人間……何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている
being(状態)に重きをおく人間……どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する
この2種類です。
これを見たときに、自分はどっちだと思うでしょうか?
99%の人間は後者のbeing型だそうです。
そして、世間で売られている、「成功法則」が書かれた本なんかは、todo型の人間によって書かれた本です。
だからこそ、多くのbeing型の人間にとっては彷徨う事が多いんです。
todo型の人間は何をするべきかが明確なわけですから、好きな事だってやりたい事だって簡単にわかります。
でも、ほとんどのbeing型の人は、todo型の人が良く言う「自分が心から好きなことに没頭しろ」と言う言葉に翻弄されます。
好きなことなんてなんだろう…と。
ですが、悲観的になる必要はないと本書では解かれています。
具体的にbeing型の人間が仕事を楽しむためには以下の2つが重要だと言います。
マーケットバリューを高めること
その上で、仕事でつく嘘を最小化すること
マーケットバリューの高め方に関しては本書の随所にそのノウハウが散りばめられています。
もっと詳細を知りたい方は是非購入して読んでみてください。
2つ目の「仕事でつく嘘を最小化すること」に関して。
例えば営業でも内心価値がないと思っているものを売ることは、どんな人間にとっても苦痛なはずです。
そういった仕事上での嘘を最小化できなければ、自分のことを好きになることもできませんし、その仕事を楽しむこともできません。
まとめ:転職を1秒でも考えた事があるなら絶対に読むべき一冊
『転職の思考法』は、「転職を1秒でも考えた事がある人」にとっては本当に必読の一冊だと思います。
今まで結構な就職・転職に関する書籍を読んできましたが、ここまでのノウハウが詰まった書籍はあんまりないですね。
エージェント側にも、企業側にも一切媚びずに転職業界のありのままを語ってくれています。
今回紹介した学びに関しては本当に一部です。
本書でわかること
- 自分の価値を高める方法
- 面接で聞くべき質問
- 良質なベンチャー企業の見極め方
- 会社の強みの見極め方
- 自分にラベルを貼ってコモディティ化を防ぐ方法
などなど本当に盛りだくさんです。
ちょっとでも興味を持たれた方は、すぐ読めるので即買いをおすすめします。
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第二新卒におすすめ
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まだエージェントに相談するまででもないよ…
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ちなみに私はこんな結果になりました。
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