人生を変えるような小説を知りたい!
今回は、私の人生を変えるほど大きな影響を受けている小説を5つに絞ってご紹介していきます。
こんな人におすすめ
- 人生を変えるような小説に出会いたい
- 次の小説を何を読もうか決めかねてる
私自身、多い時は年間に100冊ほど読書をしますが、その中での今回紹介する小説は、何かあった時などに必ず思い出して読み返したりする小説になります。
是非次読む一冊を決めかねている方は参考にしてみてください。
人生を変えた小説5選
ここからは実際に、1冊ずつ概要を交えて紹介していきます。
深夜特急シリーズ
ポイント
・世界一周の紀行文
・旅の情景がありありと浮かんでくる
・旅に今すぐに出たくなる
まず1冊目にご紹介するのはこの本。
こちらは本当にハマりすぎて朝の移動時間、昼休憩の時間、風呂の時間、寝る直前と、貪るように読みふけっていたのを思い出します。
良くも悪くもこの本は多くの人の人生を変えた一冊でしょう。
著者が、「インドのデリーからイギリスのロンドンまで乗合バスで旅」した時の記録です(一部フィクション含む)。
その地その地での人との出会いや、活気あふれる街の情景や、ひとり旅の孤独など、旅の楽しさなどが鮮明に描写されています。
実際に世界一周旅行に行った人なんかのバイブルとしてこの本が紹介されていることが多いです。
この本は多くの人を世界一周旅行へと導きました。
こちらは全6巻あるので、最初は抵抗あるかもしれませんが、1巻だけでも十分楽しめるので是非読んでみてください。
夜のピクニック
ポイント
・読書の楽しさを知ることができる
・思わず散歩に行きたくなる
・自分の中の大切なことに気づくことができるか
私はこの本をきっかけに、小説などの読書にハマりました。
舞台は高校の歩行祭というお祭り。
高校生活最後の伝統行事として80kmの道のりを夜通し歩き切るというもの。
歩行祭も後半に近づき、同級生とずっと夜通し歩いていると、普段話さないことまで話していくわけです。
その中で主人公たちは大切なことに気づき始めます。そんな青春をもう一度感じたい方にはオススメの1冊です。
ちなみに映画化もされており、そちらをまず最初に見てみても面白いかもしれません。
楽園のカンヴァス
ポイント
- 美術館に行きたくなる
- アートとは何かを知ることができる
- 怒涛のどんでん返し、クライマックス
続いては、かつてのアンリ・ルソーという1人の芸術家の謎について紐解いていく美術ミステリーサークルです。
この本ほどページを捲る手が止まらなかった本はありません。
友人から「この本マジで世界に入り込めるよ」と紹介されて読んだのですが、想像以上でした。
この本を読んでいる間は本当にその世界に入っているようで、読むのをやめるとその後少しボーッとしてしまうほどでした。
美術に興味がない人でも必ず興味を持つようになりますし、最後の謎が解けるクライマックスでは鳥肌もの間違いなしです。
作中に出てくる実際に存在する美術作品に関してはググりながら読むとより一層楽しめそうです。
ちなみに、作者さんの原田マハさんの作品はどれも全部面白く、特に『本日は、お日柄もよく』『暗幕のゲルニカ』などもおすすめです。
影法師
ポイント
・時代小説
・仲間の熱い友情
・最後まで信念を貫く男の物語
この本は、自分の生き方の指標ともなっている本です。
舞台は江戸時代。
時代小説ということもあり、難解な言葉もあり、最初は読み進めるのに苦労するかもしれませんが、それも最初の10分程度。
それ以降は、武士として友情と愛情のために、自分の信念を貫き通す主人公の姿に胸を打たれます。
この本も最後の部分で予想もしないような大どんでん返しがあります。
アルケミスト-夢を旅した少年-
ポイント
・何か行動したくなる
・冒険に出たくなる
・夢を追いかけたくなる
今回この記事で紹介する中で唯一の外国人作家、ブラジルの方の作品になります。
実際この本に関しては、小説という枠組みを超えて「自分探しのバイブル」といったような立ち位置で、自己啓発本の一種としても紹介されることが多いほど、学びが多い本です。
あらすじとしては、スペインの羊飼いである主人公が、ピラミッドへ宝を探しに行きます。
旅の過程でいくつもの困難や、何人もの人と出会います。
その中で、いろいろなことを学び、より強くなっていく主人公の姿からは、学ぶことがあまりにも多すぎる一冊です。
なんだかんだ、小説からの学びが一番多い?
私自身、月に5冊程度は本を読みます。
ジャンル問わず、自己啓発からビジネス書、小説、詩集と、なんでも読むのですが、なんだかんだ行き詰まった時に手助けしてくれるのは今まで出会った小説の一部だったりします。
自己啓発本やビジネス書を否定する気はありませんが、なんだかんだ小説からの学びが一番自分の糧になっている実感があります。
これを機会に、ぜひ今回紹介した中の一冊でも読んでみてください。どうしても迷った方は、『楽園のカンヴァス』が最初の1冊におすすめです!